人前でお話をすることになったら、
誰しもが緊張もするし、震えもするよね。
程度の差こそあれ、誰しものこと。
いい、「誰しも」なんだよ。
もし、
いつも、どんな時でも緊張なんてしないし、
あがりなんてしない。
なんて言っている人がいたら、
精神構造を疑ってみたらいい。
仮にいるとしたら、何万人に一人の逸材。
例外中の例外。
例えば、毎日人前で話す人っているよね。
身近なところで言えば、学校の先生ね。
いっつも人前でしゃべっているよね。
学校の先生は授業って枠の中では、緊張もないだろうし、
あがりもしないだろう。
しかし、普段と違う場所だと・・・
例えばPTA懇談会でのスピーチや、
教育委員会を前にした報告会などでは、
間違いなく緊張しているのよ。
現に、学校の先生。
それも、ベテランの先生を指導したもの。
教頭先生も、学年主任も。
但し、こんな人は、
人前で話すことの機会が多いでしょ。
慣れているんで、緊張感を人に感じさせないでいたり、
(本人の心の中では緊張感いっぱいなんだよ)
緊張している時間が短くて済むスイッチを持っているの。
つまり、
まるっきり緊張しない、あがらない、ドキドキしない。
なんて人はいないの。
もしいるとしたら、野球界でい言えば
王、イチロー、大谷、ダルビッシュ、田中マー君クラス。
そんなスーパープレイヤーに、簡単になれやしないし、
なるつもりもないでしょ。
さぁ、
これで誰しもが緊張するってことが理解できたかい。
でも、
だからと言って
理解できたと言っても、
人前に立てば、醜態はさらしたくないって
思うのが人の気持ちってもんだよね。
そこそこ。そこなのね。
あまりにも酷い醜態をさらさなければいいんだよ。
そうすれば、
聞き手はあなたを批判しない。
ここを、取りあえずのゴールに設定するの。
パーフェクトを求めちゃいけない。
これで充分なんだ。
それでも、
あなたのしゃべりを批判する人がいるとしたら、
人前で話したことがない人か、
自分自身のことを知らなすぎる傲慢な人間か、
あるいは、
キチガイクレーマーか。だよ。
そんなクズ人間、無視すればいい。
もし、あなたが聴き手だったら、
たどたどしいしゃべりであっても、
一生懸命に話している話し手を見たら、
批判する気になんか、なりゃしないでしょ。
むしろ、応援したりして。
って、
こんな気持ちになってくれる人が大半だよ。
いい。
大切なのは一生懸命にしゃべること。
その姿を見た聞き手はあなたを必ず応援してくれる。
実は、
あがりを失くし、緊張を解くマインドセットは
ここにあるんだよ。
この言葉の意味を理解した人は、
どんどんあがりが薄らいでいく。
人からどう思われるかを気にするより、
一生懸命にしゃべることに気を向けること。
これなんだよね。