今日はプレゼンについて情報発信しますね。
成功するプレゼンてのは、楽しかったり、面白かったりするわけ。
つまり、プロのプレゼンターは如何に楽しくて、面白くて、
ドラマティックなプレゼンをして聴き手を楽しませるか。
このことを常に考えながらプレゼンの構成を考えるのね。
これがプロの発想。
でも、素人プレゼンターは自分の言いたいことをまとめることばかりに
頭を使っているんだ。これじゃ、プロに太刀打ちなんて出来ないよ。
この違いを知れば、あなただってコンペ常勝者の仲間入りだ。
例えば、プレゼンをするにあたって、
数字やグラフなどを使って資料を作成するでしょ。
資料を作ることは間違いじゃないんだけど、
説明の仕方が全然わかってないのね。
説明の仕方が悪いと、
むしろヘンテコな資料なんか作らなければ
もっと気持ちを揺さぶる
プレゼンができるのにって思っちゃうわけです。
プレゼントレーニングで数人の生徒さんが
立て続けに同じ勘違いをしてたんでそこんとこシェアしますね。
プレゼンの資料を作成するときによく言われるのは、
「数字は説得力を持つ」
「数字を使えば信憑性が増す」
なんて言葉を上司から聞かされるもんで、
ここぞとばかりに表を作ったり、円グラフや棒グラフ、
折れ線グラフを一生懸命に作るわけです。
でね、
そこはほら、人間の性で
何時間もかけて情報を集めて一生懸命にスライド資料を作ったわけでしょ。
さらに上司の忠告にも応えなきゃいけない義理が生まれちゃったもんだから
プレゼンの時には、
グラフに表された数字をいちいち懇切丁寧に説明する訳ですよ。
「僕の苦労も受け止めて~」って言わんばかりに。
これもう、ダメダメね。
聞いてる方は苦痛以外の何物でもないのよ。
ホント、つまんない。
聞いてる方はね、
「で? つまり何が言いたいの? まだ続くの? めんどくさ」
心の中でこんな言葉を繰り返してるんだわ。
いい、
プレゼンの成功の秘訣は聴き手を興奮させることなのね。
つまんない数字ばかりを立て続けに聞かされると
心はどんどんクールダウンする。
つまり、興奮が冷めちゃうってこと。
これじゃ、決定率は下がる一方なんだよね。
一生懸命作った資料かも知れないけど、
最も伝えたい数字と
その数字の凄さを
具体的に伝える
ことに言葉を注ぐだけ
でいいんだ。
神さまスティーブ・ジョブズを見てごらん。
2001年のiPodのプレゼンでスティーブ・ジョブズは
「iPod。1000曲をポケットに」
と伝えている。
2008年のマックブック・エアのプレゼンでは
薄さの数字を示した後、茶封筒からマックブック・エアを取り出した。
「えっ!うっそーーーー! なんて薄さなんだ!」
観客の興奮が会場を覆いつくした。
細かい数字の説明なんていらないんだ。
心に突き刺す一言で充分なんだ。
これが勝つプレゼンなんだよ。