聞き手の顔色が気になる?

褒められるって嬉しいよね。
お世辞だと分かってたとしても悪い気はしない。

反対に批判されるのは嫌だよね。

僕も批判が怖いために
かつて、どれだけ自分の意見や主張を抑えてきたんだろう。

今でこそ、批判なんて気にしないようにして
意見を貫くことが多くなったけど、
それでも、勇気を振り絞って意見することだってある。

 

心理学者ハンス・セリエはこう言う。

「我々は他人からの賞賛を強く望んでいる
それと同じ強さで他人からの非難を恐れる」

スーパー心理学者に異論を唱えるわけじゃないけど
「それと同じ強さで」じゃないと思う。

 

「それ以上の強さで」が正解だと思う。

 

 

誰もが批判や非難を恐れているんだよね。

これは紛れもない真実。

 

 

 

話は変わって、スピーチでの相談。

 

「聴講者の反応が気になってしまい、
スピーチがうまくいかない」

 

この、相談て多いのね。
これって、聞き手の批判的な反応を怖がっているんだよね。

 

 

一生懸命に話しているにも拘らず、
いぶかしい顔をされたり、
むずかしい顔をしている聞き手を
目の当たりにすると、どうしても気になっちゃう。

 

話している最中なのに、心のどこかで
批判や非難されているんじゃなかろうか?
って考えてしまうんだよね。

 

この思いが、頭の中をよぎってしまうと、
途端にスピーチのパワーが落ちるんだ。

批判的な反応をしているのは、
極わずかだったりするんだけどね。

これほど、批判や非難のパワーって凄いんだ。

 

で、このような相談を受けると、
決まってアドバイスするのは、

 

「ともかく無視しなさい!」

 

すべての聴き手に共感や、賛同を
求めるからいけないんだ。

 

批判者に目を向けるんじゃなく、
賛同者に目を向けよう。って言う。

 

人間十人十色なんだからさ。

あなたの言葉に賛同する人も、賛同できない人もいる。

賛同できない人には、
「世の中にはこうゆう考え方もあるんですよ」って
教えてあげるつもりで話せばいいわけ。

あなたの言葉に惹かれている人を大切に思う事。
フォーカスするのは共感者、賛同者。

 

 

 

p.s.

ただね、むずかしい顔をして聞いてた方って
意外と終わってみれば凄い共感者だったりするの。

真剣に聞きすぎていて、
険しい顔つきをする人もいるんだよね。

頷いたりしてくれるだけでいいから、
ポジティブアクションをしてくれると
助かったりする。

 

 

 

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