スピーチの醍醐味

スカイプスピーチトレーニングのお客様

自分に合わないスピーチの勉強すると、
取り返しのつかないことになる場合がある。

今日はその典型とも言うべき
事例を紹介しよう。

(スカイプスピーチレッスンのNさんから
許可を得て掲載しています)

2年前にスカイプスピーチレッスンを受講してくれた
Nさんから久しぶりに連絡をもらった。

スピーチにお悩みを抱えたみたい。

 

Nさんからの相談内容はこうでした。

「人前で話をしていて思うことなんですが
話しに何か物足りなさを感じるんですよね」

「もっと、こう、聴き手を巻き込めないものかと
思っているんですよ」

「なんか熱が伝わらないと言うのか・・・・・」

こんな問い合わせでした。

 

相談を一通り聞いたうえで
早速、スカイプでスピーチトレーニング。

 

Nさんのスピーチを聞いてみる。

 

・・・・・・唖然・・・・・・。

 

・・・・・・愕然・・・・・・。

 

Nさんの良さが消えちゃってる。

 

Nさんは東北育ちの50代。東北なまりも結構きつかった。

しかし、それも個性。
むしろそこを活かすスピーチを2年前は学んでもらった。
らしさを追求したスピーチができたいた。

人柄も個性も強調したオンリーワンスピーチに仕上げた。

 

 

今回久しぶりに聞いたNさんのスピーチは、
東北なまりが抜けて、標準語に近い。

らしさが消えて、とってつけたスマート感だけが残った。

 

 

どうやら、話し方教室に通われたようだ。

 

正直、がっかりした。 ( ̄▽ ̄;)!!ガーン

 

 

学び方が間違ったんだ。

綺麗なお話しができることを目的に学ぶので
あればそれでいい。

話し方教室や、アナウンサー教室では
そんなところを、みっちり教えてくれる。

 

だけど、
どう話せば聴いてる人の心を震わすことができるのか。

Nさんのような方は
ここを目的にスピーチは学ばなくてはいけないんだ。

 

一般の方が人前でお話をするシーン、
いわゆる、パブリックスピーキングは
そう、ばんたび訪れるものではないよね。

人のよっては、1年に1回程度の人もいれば、
数年に1回程度の人もいる。

経営者にしたって、1カ月に1回程度なんて方は
たくさんいる。

 

アナウンサーさんのように、
毎日視聴者(大勢の人)に向って
しゃべる一般の人っていない。

 

年に数回程度のスピーチするだけなら、
正しい日本語の使い方や、
正しいイントネーション。

こんなのに多くの時間を割いても意味がない。

明瞭な発声とか、聞き取りやすいアクセントとか、
そんなことより大切なことがあるんだよね。

 

東北なまり、大いに結構。

50代の頑固さ、大いに結構。

Nさんの生き方に共感する人はいっぱいいる。

その思いを伝えることがスピーチでは
最も大切なんだよね。

ってか、
そこが醍醐味だよね。

 

いらないところでコンプレックスなんて
感じる必要なんかないんだ。

 

Nさんのようになまりが強くて
コンプレックスを感じてしまうことってあると思う。

でもね、
なまりを気にして小さくなっている同郷の人が
いるかもしれない。

そんな人達に勇気を与えるのも
Nさんの使命なのかも知れないよね。

 

今回のスカイプスピーチレッスンで
そこんとこ、改めて気づいてくれたみたい。

 

スピーチで人の心を震わせたいなら、
あなたらしさを追求したスピーチを披露することだよ。

 

読んでくれているあなたも同じだよ。

コンプレックスなんてクソくらえ!
この意気込みが成功するスピーチの入り口だからね。

 

 

 

 

 

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